略歴
岸野末利加 (きしの まりか)
1971年京都市生まれ。1994年同志社大学法学部法律学科卒業。95年渡仏 。98年、パリ・エコ–ルノルマル作曲科、2003年 フランス国立リヨン高等音楽院作曲科卒業。2004-05年イルカム(フランス国立音響音楽研究所)研究員。作曲を平義久、ロベール・パスカル、フィリップ・ルルーの各師に師事。
シュトウットガルト・アカデミー・シュロスソリチュッド、ニーダーザクセン・シュライアン芸術村、ノルトライン・ヴェストファーレン州、カルフォルニア州・ジェラッシーアーティストレジデンシーや南西ドイツ放送局のエクスペリメンタルスタジオ、 カールスルーエ・アート・アンド・メディア・センター(ZKM)、 フランス音楽研究グループ(L´Ina GRM)、アンリー・プッスール電子音楽スタジオ などの奨学招待作曲家。NHK交響楽団主催第69回尾高作曲賞受賞。ドイツ政府によるローマ賞(ドイツ・アカデミー・ローマ・ヴィラ・マッシモ)受賞。2024 年度モナコ・ピエール大公財団作曲賞ノミネート。
2006年からドイツのケルンを拠点に作曲活動を行い、作品は全てミラノ・スビーニ・ゼルボーニ社 から出版されている。
[委嘱団体・音楽祭]
ドナウエッシンゲン音楽祭、ヴィッテン室内楽現代音楽祭、ベルリン・ウルトラシャル、ブレゲンツ音楽祭、エッセン・フィルハーモニー、ケルン・アハトブリュッケン音楽祭、ラジオフランス・プレザンス、フランス文化省、ストラスブール・ムジカ、リヨン・ビエナーレ・ミュ–ジック・アン・センヌ、ベネチア・ビエナーレ、ライ・ヌオヴァムジカ、オスロ・ウルティマ音楽祭、ワルシャワの秋、 ブリュッセル・アルス・ムジカ、ザグレブ・ビエナーレ、西ドイツ放送局、ドイツランド放送局 , フランクフルト放送局、 南西ドイツ放送局、バイエルン放送局、ソウル文化ファウンデーションなど。
[演奏団体]
フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団, フランス国立リヨン管弦楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、ケルンWDR交響楽団、SWR南西ドイツ放送管弦楽団、フランクフルト放送管弦楽団、ウィーン交響楽団、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団、 NHK交響楽団、ライ・ イタリア国立交響管弦楽団、パドヴァ・ヴェネト管弦楽団、東京混声合唱団、、コア・ヴェルク・ルール、ドレスデン室内合唱団, アンサンブル・ムジーク・ファブリック、アンサンブル・アスコ・シェーンベルク、オスロ・シンフォニエッタ, アンサンブル・ノマド、ディオティマ弦楽四重奏団, ストラスブール・パーカッション・グループなど。
[指揮者]
パスカル・ロフェ、ファブリス・ピエール、ルカス・ヴィス、クリスチャン・エッゲン、ヤン・ミカエル・ラヴォア、バス・ウィガース、ローレンス・レネス、杉山洋一、ピーター・ルンデル、クリスチャン・マチェラル、イワン・ボルコフ、ジョナサン・シュトックハンマー 各氏ら。
[演奏家]
中村功、ディルク・ロートブルスト、アレクセイ・ゲラシメス、ミン・タム・グエン、上野信一、シム・ソンミン
エマニュエラ・ブガッティ、ロベルト・ファブリチアニ、カミラ・ホイテンガ、カリン・レヴィン、マルタ・スタラボイタヴァ、イェレミアス・シュヴァルツァー 、ピーター・ヴィール、岡静代、オーレン・シェブリン、ヴァンソン・ロイヤー、 笠川恵、マシュー・リップマン、マリア・パチェ、ミドリ・ザイラー、アンナ=ヴィクトリア・バルトルシュ, 後藤真起子、大谷祥子 氏ら。
[代表作]
『箏コンチェルト (2013)』(ラジオ・フランス委嘱)、『Shades of Ochre (2017)』(NHK交響楽団委嘱)、打楽器とオーケストラのための『Percussion Concerto(2020-21)』(エッセン・フィルハーモニー委嘱)、 チェロとオーケストラのための『What the Thunder Said / 雷神の言葉 (2021)』 (WDR西ドイツ放送委嘱,第69回尾高作曲賞受賞作品 )、三群に分かれたオーケストラのための『Wolkenatlas (雲の地図) (2022)』 (SSWR南西ドイツ放送委嘱、2024 年度モナコ・ピエール大公財団作曲賞ノミネート作品)、オーボエコンチェルト『Shades of Echoes (2022)』(ケルン・フィルハーモニー・アハトブリュッケン音楽祭委嘱)、打楽器六重奏曲『散華 (2016)』(フランス文化省委嘱)、ライヴエレクトロニックとビオラのための『羅(ら)(2019)』(アンリー・プッスール電子音楽スタジオ委嘱)、打楽器、フルート、ダンサー、ビデオ、光のための舞台音楽『Shades (2020-22)』(フランス文化省委嘱 ) 、独奏から三重奏までの編成のための『Monochromer Garten 』シリーズ、色彩とコントラストをテーマにした室内楽作品『Nox』シリーズなど。
(2022年11月現在)